第47話 / 全71話

第47話

皇帝がようやく傷も癒え、自分の足で歩けるようになったその日。京の都には、この冬初めての雪が降った。朝、目を覚ますと――隣の布団が空だった。小満の姿もない。布団はすっかり冷え切っていて、二人ともかなり前に起きたらしい。

「影七。」