第5話 / 全12話

第5話

扉に鍵が落ちた。灯芯がぱちぱちと爆ぜる。

私と鷹司蓮のあいだには、書案一枚の距離があった。やつは光の中に立ち、私は半身を影に沈めていた。懐の温玉は驚くほど熱い。だが計時は、まだ十六時間足りない。